濱田三喜夫商店について

代表挨拶

濵田三喜夫

江戸時代後期から私たち濱田家は「海」に関わり、漁業・養殖を家業としてきました。 私は、4男4女の三男で垂水市牛根境に生まれ桜島で育ちました。小さい頃は大人も子供も親戚も総出で八田網漁の手伝いをしていたものです。私は東京でのサラリーマン生活を経て、約10年間桜島で水産加工業に従事し、自ら企画した家庭向けかんぱち加工食品(個食タイプ)が県内コンクールで最高賞をトリプル受賞しました。その後開発したイタリア風惣菜「カンパチーノ」も2つのコンクールで水産庁長官賞と奨励賞を受賞しました。

しかし、国土交通省の河川工事で加工場が解体されることになり、現在の地に小さな加工所を設けました。これからは、鹿児島の水産加工品を主として、毎日の食卓に手軽で美味しい商品を加工・販売して参ります。また、高齢社会に対応するおかず・おつまみを提案し、一人暮らしの方や高齢の方々にも喜んで頂ける商品を加工・販売して参ります。

濵田 三喜夫

カンパチについて

カンパチは、日本近海では漁獲量が少ないため市場に出回るものは養殖ものが大半です。日本における養殖ものの主産地は錦江湾で、全国の半分以上が鹿児島で養殖されています。養殖に使用する稚魚は日本国内のみならず中国からも輸入されています。

カンパチの稚魚はブリと同じく流れ藻に付くことから「モジャコ」(藻雑魚)と呼ばれ、輸入物は海南島付近で捕獲されたものを地元漁師が餌付けした後、大型船舶で国内に運びます。

カンパチは、身が締まっていて脂も乗っているため、刺身、寿司、しゃぶしゃぶ、照り焼き、塩焼き等で食べられます。身を下ろした後の頭や骨はアラ炊(アラ煮)にもできます。